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2022年度 もとみや青年会議所 基本情報

   
一般社団法人もとみや青年会議所

     理事長 佐川 隆司
もとみや青年会議所 理事長
スローガン

 

地域を変えよう 希望だらけだ 楽しもう

基本理念

地域の不安や課題を解決することが未来の希望につながる。

不安や課題は希望に変わるんだ。

 
基本方針

1.課題を希望に変える組織づくり
2.希望だらけの会員拡大運動
3.課題を希望に変えるまちづくりの運動
4.課題を希望に変えるひとづくりの運動

 

事業計画

1.次世代へつなぐ組織づくり
2.地域から憧れられる団体となる会員拡大事業
3.地域の課題を解決するまちづくり事業
4.地域から憧れられるひとづくり事業

はじめに

 To provide development opportunities that empower young people to create positive change.
これは、「より良い変化をもたらす力を青年に与えるために発展・成長の機会を提供する」という意味であり、国際青年会議所(JCI)が掲げる使命です。
問題意識を持ち、多くの問題に取り組む過程で人は成長する事ができる。そして成長した人がまちに溢れる事で地域は豊かになっていく。私はこれを私たちの地域で実現したいと思います。
そのためには最初に、地域の問題を分析し、その解決方法を選び、実行し検証を行います。そしてこの一連の流れを青年会議所だけでは行わず、パートナーと協働で実施し、PDCAサイクルのように何度も回すような事業を行うことが必要です。これは、JCIにおいてアクティブシチズンフレームワーク(ACF)と呼ばれる事業構築の方法です。
このACFに合致する事業として、もとみや青年会議所が行った事業があります。それは、2019年に大玉村で行った事業であり、行政、住民や協力団体と協働することでなされた事業でした。このおおたま未来デザイン事業は2020年度AWARDS JAPANで評価され、最優秀組織改革実践プロジェクトの褒賞を受賞しました。
この結果が得られたのは、ACFに基づく事業構築が行えたこと、行政や多くのパートナーと共に事業を行い、引き継ぐことができたからです。私たちでも日本中から評価されるインパクトのある事業が行えるのです。私たちの使命である運動が作れるのです。この褒賞は私たちにとって大きな自信になりました。
困っている人がいる。苦しんでいる人がいる。社会には課題が山積みです。だから私たちが動くのです。JCから始めるのです。人に、まちに、地域に、より良い変化をもたらすのです。そうすれば不安や課題はみんな希望に変わります。

―次世代へつなぐ組織づくり―

 青年会議所という団体は、時代の流れを受けより地域社会に必要とされる運動を展開しながら、地域社会の発展を真剣に考えている団体です。私たちが活動、運動を行える時間は40歳までと限られています。限られた時間の中で得た経験を蓄積し後進に伝えられる組織を作らなければなりません。経験が長いメンバーが新しいメンバーに対してその意義や理念、組織としての存在意義を伝え、青年会議所の運動を次世代へつないでいかなければなりません。
このような環境を整える上でまず初めに議案フォーマットをブロック協議会の様式に倣い従来のフォーマットを変更いたします。JCI日本では毎年、議案フォーマットはより良いものへと更新されていきます。出向して議案を作成する機会がある際、何年も同じフォーマットの議案書に慣れたメンバーが本来の力を発揮できるでしょうか。メンバーの出向の機会を見据え変化に対応していかなければなりません。
組織として最大限の力を発揮するためには組織が示す方向性をメンバー全てが理解し、それぞれの活動状況を全員で共有することが必要です。また、諸会議ではメンバーの貴重な時間をお預かりしていることをしっかりと意識し、議論の目的を明確にすることで建設的な議論がスムーズに行われるように運営を実施いたします。貴重な時間を大切に使い、効率の良い会議運営を行うことでしっかりとした組織を次世代に残すことができると考えます。

― 地域から憧れられる団体となる会員拡大事業 ―

 昨今の経済低迷化の中、必要とされているのは私たち若い世代の活力であり、それぞれ個人の資質を向上し、企業に還元することでより良い世の中が実現されると私は考えております。
近年、新型コロナウイルスの影響で全国的に見ると前年比40%も入会者数が減っています。これは多くの活動の中止で、対面での会員拡大の活動が制約されている影響もあります。地域への影響力をさらに強い力にするためには、より多くの若者が必要であり、その若者の意識変革を遂げさせるための能動的な機会を提供するのが青年会議所の使命です。
だからこそ、我々は会員拡大こそメンバー全体で取り組む必要がある最重要の課題であることを認識し、取り組んでいかなければなりません。
そのために先ずは私たちのまちに対する取り組みやビジョンに共感してもらう事が大切です。私たちは勧誘時に青年会議所の概要を説明しますが、その短い時間だけでは、私たちの取り組みについて十分に知ってもらうことは困難です。例えばひとつ屋根の下で、膝を突き合わせながら共通の趣味や話題をきっかけにしながら、私たちの住む地域の将来についても語り合えるような濃密な時間があれば、より我々に共感を持ってもらえるでしょう。または、異業種交流会や各種セミナー等の機会から、ひとりでも多くの若者との接点の場を作り、対話できる場所が大切です。
さらに若者の嗜好の変化を汲み取り多様性を受け入れる風土も必要です。どのような組織も社会の変化に対応できなければ消滅する定めにあります。若者の嗜好を意識し、私たちの価値観とベクトルを合わせる事で、たとえ青年会議所のメンバーでなくても、私たちに共感し一緒に活動できる若いメンバーが増えれば、まちに元気を取り戻すことができます。メンバー以外の若者も一緒にまちづくりを推進できる新しい形を模索していきたいと思います。
地域の問題を解決するためには、もとみや青年会議所自体に多くの若者が集い、共感のもとに繋がる必要があります。そのためには私たちが地域から憧れられる団体とならなければなりません。もとみや青年会議所が35年間行ってきた運動に自信を持ち、発信していけば、地域から憧れられる団体となる事は間違いありません。メンバー全員で自信をもって50%会員拡大を目標に掲げ、組織力の強化に挑んでいきましょう。

― 地域の課題を解決するまちづくり事業 ―

 私たちの地域の課題とは何でしょうか。2021年現在、本宮市総人口は減少に転じる一方、高齢者数は増加傾向にあり、高齢化がさらに進みました。その状況下において、介護保険制度は、いわゆる団塊の世代全員が75歳以上となる2025年を見据え、制度の持続可能性の維持が求められています。
本宮市「第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画(令和3~5年度)」によると、2025年のさらにその先を展望すると、いわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年を迎え、総人口・現役世代人口が減少する中で高齢人口がピークを迎えるとともに、介護ニーズの高い85歳以上人口が急速に増加することが見込まれます。本宮市の2020年9月30日現在の65歳以上の人口は、8,375人で、高齢化率は27.8%となっており、2025年に向けて高齢者割合の上昇や、社会情勢の変化などにより高齢者を取り巻く環境が大きく変化していくことが見込まれます。
大玉村では平成26年には転入が転出を上回る社会増に転じたこともあり、平成26年10月1日現在の住民基本台帳人口は8,493人と減少傾向がおさまりつつありましたが、国立社会保障・人口問題研究所の長期的な将来推計では、2020年に8,457人、2040年に7,764人、2060年に6,587人に減少する見込みとなっています。
JC運動の考え方として私たちにできる課題解決は高齢化を防ぐ手立てを模索するのではなく、私たちが地域を巻き込み、魅力的な地域づくりを行うことです。更に若者が生まれ育った故郷に戻りたくなる地域にすることができれば地域に元気な若者が増えるということは明らかです。総人口が増えることでの高齢化率減少こそが地域の課題を大きな視点でとらえた解決策ではないでしょうか。
今年度は本宮市、大玉村の行政と共に事業構築の段階からパートナーシップを組み、地域の課題を解決するまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。

― 地域から憧れられるひとづくり事業 ―

 もとみや青年会議所は35周年を迎え、創立から現在まで時代のニーズに合わせ柔軟な青年会議所運動を続けきました。そのおかげもあり、もとみや青年会議所は地域にはなくてはならない団体の一つとして位置づけをされていると確信しております。
2021年に開催した「本宮高校模擬面接会」は開催16回目となり、事業に興味を持ち、今後それぞれの活動地域で模擬面接会を行いたいと考えている二本松青年会議所メンバー、田村青年会議所メンバーに参加して頂くことができました。長く開催し続けてきた事業が、近隣の青年会議所に良い事業として広がりを見せていることはとても素晴らしい事だと感じると共に、私たちもとみや青年会議所メンバーにとって大きな自信となりました。今年度もひとづくり事業として若者の就職活動の一助となり、若者から憧れられる団体となれるよう、活動していきたいと考えております。
ひとづくり事業として会員の育成も重要な課題です。日本青年会議所では会員の約半数が入会歴3年未満となっており、経験値が少なく、さらにJCの理念が浸透していない委員長、執行部の増加が大きな課題となっております。今年度、大きく会員拡大を目標に掲げている私たちにとっても同じことが言えます。新入会員候補者にJCの理念を伝えることができるメンバーは何人いるでしょうか。メンバーがJCの理念、使命を理解して会員拡大を行わなければなりません。運動を起こす力、成長の機会を得ることを目的に持ち、会員拡大を行わなければなりません。さらに出向、他の地域に所在する青年会議所のメンバーと関わり、新たに学ぶことは間違いなく自己成長につながります。最も重要な効果として、自己成長を遂げた人材が、その学びを自分の所属する青年会議所に還元することで組織や地域に更なる進化や変革をもたらします。このような好循環を確立し、繋げていくことが社会に必要とされるリーダーを育成することに繋がり、地域から憧れられるひとづくりとなり、明るい豊かな社会の実現に繋がると考えます。
若き能動的市民のグローバルネットワークとなるべく、もとみや青年会議所をより質が高く、広いつながりを持ち、能動的に行動できる組織へと進化させる必要があります。今年度は他の地域に所在する青年会議所との繋がり、そして繋がりから内部組織の活性化、出向や各種大会への参加・参画をこれまで以上に推進・サポートできる体制を整えて参ります。

― 結びに ―

2020年、そして2021年と新型コロナウイルス感染拡大により、世界は未曾有の危機に直面し、三密を避けた新たな生活が原則となりました。その中で、リモート会議やテレワークなどのシステムが新しい基準となりました。事態はいまだ進行中で、長期戦を強いられていますが、経済と安全とのバランスを保ち、共存していかなければなりません。
しかし、どの様な時代が訪れようとも青年会議所運動を止めてはいけません。むしろこのような時代だからこそ臨機応変に対応できる強みを生かした運動が必要とされています。
私たちの運動には可能性があります。挑戦することでたとえ失敗に終わったとしても大きな成長が約束されています。しかしその恩恵を受けるには、まずは最初の一歩が必要です。
恐れずに一歩踏み出す勇気が、自分を変え、組織を変え、人の心を動かし、さらに世界や未来をも変える力となるのです。私たちはいつまでも若者でいることはできませんが、たとえどんなに年齢を重ねたとしても挑戦できる社会の実現は可能です。そして、社会には課題が山積みです。だから私たちが動くのです。JCから始めるのです。人に、まちに、地域に、より良い変化をもたらすのです。そうすれば不安や課題は みんな希望に変わります。
地域を変えよう!希望だらけだ。楽しもう。さあ、みんなでその一歩を踏み出しましょう!




※参考
・本宮市「第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画(令和3~5年度)」
・「大玉村まち・ひと・しごと創生総合戦略」
・我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度) 令和元年6月 内閣府
Øhttps://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/ishiki/h30/pdf-index.html

【各委員会事業計画】
 
もとみや青年会議所 2022年度理事長 佐川隆司
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日本青年会議所東北地区協議会
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