「会員拡大」これはLOMだけでなくJCI日本、そして日本の各団体全てに共通したテーマです。これを考えるにあたって、「なぜ会員拡大をしなければならないのか」ということを深く理解しなければなりません。
会員拡大が喫緊の課題となっている背景には、このまま減少が続けば10年後には全国の会員数が約3万人から1万人に減少し、それに伴う在籍年数が長いメンバーの減少があります。では会員数減少の何が問題なのか。資金不足や人手不足が叫ばれることもありますが、資金や人手が足りないなら、その中で出来ることをやればいいだけの話です。それらの解決手段としての会員拡大ではありません。
我々は地域を牽引していくべき青年の団体です。明るい豊かな未来を創造し、地域の問題を解決するためには、地域への影響力をさらに強い力にする必要があり、そのためはより多くの若者の力が必要です。更にその若者の意識変革を遂げさせるための能動的な機会を提供しなくてはなりません。会員拡大はそのための手段です。そしてそのためには「地域に憧れられる・魅力に溢れた組織」とならなければなりません。
魅力溢れる組織には自然と人が集まってきます。では「地域に憧れられる魅力に溢れた組織」とはなにか。それは「人」です。各JAYCEEがそれぞれ憧れられる人財となり、JC内外に様々な繋がりを持ち、地域に貢献する。この憧れられる人財の集まりこそが魅力となります。そしてその繋がりの骨組みが、地域におけるJCIの存在意義なのです。
たとえ青年会議所のメンバーでなくても、私たちに憧れ、共感し一緒に活動できる若い人財が増えることが大事です。そしてその憧れと共感があれば、自然ともとみや青年会議所自体に多くの若者が集い、共感のもとに繋がることができると考えます。
そのためにまずは私たちのまちに対する取り組みやビジョンに共感してもらう事が大切です。しかしながら短い時間だけでは、私たちの取り組みについて十分に知ってもらうことは困難です。そこでひとりでも多くの若者との接点の場を作り、対話できる場所、異業種交流会や各種セミナー等の機会を創出し、私たちの住む地域の将来についても語り合えるような濃密な時間を生み出すことで、より我々に共感を持ってもらえると考えます。
この事業を通して我々は、JCをますます魅力溢れる組織とし、事業は地域の若者への共感と意識変革の起点となれると信じています。